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【劇場】マーダーボール [観る(映画2006)]

 
別名“マーダーボール”と呼ばれる車椅子ラグビーで世界の頂点を
目指す男たちの姿を追ったドキュメンタリー。
4年に1度のパラリンピック(のテレビの報道)でしか障害者スポー
ツについて目を向けないものとして偉そうなことは言えませんが、
「マーダーボール」に出てくる人たちもパラリンピックを目指す人
たちも同じ苦悩を抱え、同じスタンスで目標に向かっていると思う
ので、特別「マーダーボール」に感動するとかいうことはありませ
んでした。
それよりウディ・ハレルソンを強面にしたような車椅子ラグビーの
伝説の人ジョー・ソアーズが、自身のアメリカンドリームを語り、
息子にも同様の期待をかけるけど息子は虐められっ子でスポーツ音
痴、音楽にセンスがあると見るやそこに期待をかける姿に、アメリ
カの競争者会を見るようで、モヤモヤした気分に。
もし彼の息子が彼の期待を裏切ることになったら、息子は一生ソアー
ズに負け犬と罵倒されてゆくのでは、、、とね、嫌な終わり方でし
た。(2006/12/17@京都シネマ)
 
 
 
 
 


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【試写】ディパーテッド [観る(映画2006)]

 
元ネタの出来の良さ故、リメイクである今作と元ネタ「インファナ
ル・アフェア」を比べてしまうのはしょうがないというもの。
「インファナル・アフェア」がスコセッシによってリメイクされる
と聞いて、勝手にキャスティングを考えたりした人多いのではない
でしょうか?実際に出来上がった作品を観てどうでしたか?満足?
不満?
オリジナルでは2人の男が辿る運命と葛藤や苦悩が双方の視点から
描かれ観る側にそれが伝わってきましたが、今作では2人の男はギャ
ングのボス(ジャック・ニコルソン=やりすぎ、出過ぎ)に翻弄さ
れ、犯罪組織に潜入した警官(レオナルド・ディカプリオ)ばかり
が目立つバランスの悪さに不満が残りました。
とはいえ、作品の性質上、携帯電話の多用(それにポケットの中で
メール打てるか?女子高生なら打てるか?)はいちいち気になりま
したが、2時間半という尺の長さも間延びすることなく観客を引き
付ける見応え、さすがマーティン・スコセッシです。
「スコセッシ×ディカプリオによるアカデミー賞狙い」な作品はも
う充分。気持ち一新で違った作品に向かってほしいです。
司会はヴィッキーズ。相変わらず会場の温めぶりに感心。
             (2006/12/26@リサイタルホール)
 
 
 
 
 


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【試写】不都合な真実 [観る(映画2006)]

 
今のどうしようもないアメリカ、ブッシュ政権を見ていると、あの
時ゴアが選ばれていたら、少なくとも京都議定書だけは守られてい
たよな〜と、思うことしばしば。
「不都合な真実」は、一瞬大統領になった(と笑いもとる)元アメ
リカ副大統領アル・ゴアが地球温暖化についてレクチャーに世界を
行脚するドキュメンタリーです。
講演内容の地球温暖化については以前から世界で問題となっていた
ことで何を今さらなのですが、深刻なテーマを、グラフ、今昔の比
較画像、アニメーションなどにユーモラスな話術を交えてのプレゼ
ンテ−ションは、とても明快で人を引きつけます。誰でも理解でき
るし、今まで知らなかった人は何か感じることが出来るのではと思
います。
映画というより講義ビデオを観てるような気にもなりましたが、こ
れによってより多くの人が地球温暖化について意識するようになれ
ばゴアとしては本望でしょう、これでオッケーなのだと思います。
上映前に筑紫哲也の挨拶(と上映後にシンポジウム)。
大統領選挙で得票数ではゴアが勝ったけど、フロリダ州知事のブッ
シュの妨害で人数ではブッシュに負けたとかの選挙の話。
               (2006/12/23@シルクホール)
 
 
 
 
 


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【試写】鉄コン筋クリート [観る(映画2006)]

 
松本大洋の名作の映画化。昔に読んだ、かな。
主人公クロとシロが縦横無尽に飛び回るカラフルで猥雑な町並みは
細かく作り込まれ、見所のひとつだと思いますが、同じようなシー
ンの連続にはクドさを感じ、「きぃ〜、これがコミックなら自分で
ページをめくって次に進めるのに、、、」と観てるあいだ中進みの
遅さにイラつきました。
とはいえ、ストーリーはほぼ原作通り。二宮和也くんと蒼井優ちゃ
んの声も違和感なく良い感じですし、原作の持つ世界を充分に表現
していたと思います。映画化は成功だったのではないでしょうか。
             (2006/12/18@メルパルクホール)
 
  
 
 
 


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【試写】名犬ラッシー [観る(映画2006)]

 
馴染みの名作ですが、登場する大人はピーター・オトゥール、サマ
ンサ・モートン、ジョン・リンチと意外と豪華。
でも主役はコリー犬ラッシー。800キロを旅する間にフサフサの毛
が汚れていくんだ。
廃坑で職を失い生活に苦労する人たちと資産家の人たちを対比させ
るように描いてるけれど、やはりお子様向け映画。
               (2006/12/16@オークホール)
 
    
 
 
 


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【試写】愛の流刑地 [観る(映画2006)]

 
昼休みに会社の娘たちと『愛の流刑地』の話をしていたら、「劇場
で『失楽園』観た、すごかったよねぇ〜」という人たちが続々出て
きて驚いた(私は未見)。
日経新聞の連載でおじさんたちに『愛ルケ』と話題になったこの作
品も、皆の足を劇場に運ばせるのかもしれません。
豊川悦司と寺島しのぶによるベッドシーンが半分近くを占め、それ
もかなり大胆な描写で圧倒されるのですが、半端にやると作品を安っ
ぽくしてしまうかもしれない、トヨエツも寺島さんもかなりの覚悟
が必要だったでしょうし、その潔さは認めたい。
物語としては、人妻が男に溺れてゆくとゆ〜男の都合の良い妄想す
か?当然馴染めませんでした。
官能映画ではなく文芸映画と認識させるためでしょうか、渡辺淳一
先生の力でしょうか、裁判シーンこそ登場人物が固定されています
が、エンドロールに名前を見てもどこに出てたか気づかなかった人
がいる位、いろんな人が登場してる。なんか異様に豪華。
上映前に監督、トヨエツ、寺島さんの舞台挨拶。
           (2006/12/14@TOHOシネマズなんば)
 
 
 
 
 


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【劇場】イカとクジラ [観る(映画2006)]

 
長いスランプから抜け出せない作家で大学講師の夫(ジェフ・ダニ
エルズ)は教え子と同棲し、新進作家として期待される妻(ローラ・
リニー)は次々と浮気、彼らの破局に揺れる兄弟は逸脱した行動に。
家族のエキセントリックな日常が淡々と綴られてゆきますが、悲惨
な感じはしません。子供の気持ちを顧みない夫婦の身勝手な行動も
不器用さゆえ、高いプライドが邪魔したり、それを言ったりやった
りしたら決定的に壊れてしまうとわかっていながら言ってしまう、
やってしまうダメぶりが伝わってきて、むしろ切なさもどかしさを
感じます。
最後近くで倒れた父親がゴダールの「勝手にしやがれ」の有名な台
詞をつぶやくシーンなど、こんな時でもそういう形でしか伝えられ
ない不器用さが私は愛おしい。
80年代カルチャーがちりばめられた台詞に、何気ないけれど印象に
残るシーン、少年の大人への成長の瞬間をとらえたエモーショナル
あふれたラストまで、見事に短い上映時間の中にさらりと、しかし
濃厚に入ってる。じんわりくるこの感じ、とても心に残りました。
           (2006/12/03@動物園前シネフェスタ)
 
 
 
 
 


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【試写】エラゴン 遺志を継ぐ者 [観る(映画2006)]

 
原作(未読)は17歳の少年が書いたとのこと。自分が読んでた過去
のファンタジー大作や遊んでいたRPGの影響を受けてるのでしょ
う、選ばれた少年が冒険を続ける中で勇気を身につけ成長するとい
う物語には聞いたことのあるモチーフが並び特別新鮮さはなく、そ
の展開も旅をして戦って経験値を身につけ、のゲームのような繰り
返し。空飛ぶドラゴンなど映像的な盛り上がりはあっても感情に響
く要素は少なかったと思います。
3部作の1作目ということ、この調子だと今回登場したキャラクター
の今後の展開もうっすら想像出来そうですが、子供も一緒に楽しめ
るファンタジー物としてはこの程度がいいのかもしれません。
         (2006/12/12@大阪厚生年金会館大ホール)
 
 
 
 
 


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【試写】酒井家のしあわせ [観る(映画2006)]

 
呉美保監督と酒井家の長男を演じる主演の森田直幸君の舞台挨拶あ
り。観客席には森田君の妹光役の女の子も。
監督曰く「”斬新、新鮮、リアルさ”を求めたら友近とユースケ・
サンタマリアになった」という両親役のキャスティングですが、友
近のは演技というかいつもの芸を観ているような、いや、上手いと
いえば上手いのですが。
友近に限らず関西弁の使える俳優を揃えた安心感も重なって、学校
生活、お茶の間や親類宅でのやりとりは覚えのある懐かしさにあふ
れてる。(2006/12/10@リサイタルホール)
 
 
 
 
 


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【試写】上海の伯爵夫人 [観る(映画2006)]

 
家族を亡くした盲目の元外交官とロシアから亡命した伯爵夫人が激
動の上海で静かに育む大人の愛。
出演者の大人の演技に、クリストファー・ドイルの映像と上海の街
並みやクラブの雰囲気はデカダンな上海を映し、見どころといえる
でしょう。
が、暗い過去を持つ男女が混乱の中で心を通わせてゆくという設定
はいくらか類型的で、それが2時間超える長さで綴られるのは、私
には少しツラかった。
コンサバなロマンスを好む人(まさにル・シネマ向け?)が堪能出
来る作品ではあると思えます。
「眺めのいい部屋」からかな?「日の名残り」「ハワーズ・エンド」
「モーリス」etc...マーチャント/アイヴォリーコンビによる作品
はこれが最後。(2006/12/09@大阪医師会館)
 
 
 
 
 


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