【試写】プライドと偏見 [観る(映画2005)]
フロム・エー主催の試写会ではビッキーズ(舞台から飴をほおり投
げるお笑いコンビ)が前説をするのですが、上映される作品につい
て的確にでもおもしろおかしく紹介してくれて、とても楽しいのだ。
そしていつも最後には上映作品名を拳を挙げてコール&レスポンス。
以前観た時は、
(ビ)「エターナル」
(観)「サンシャイーン!」を3回。。。
「そんなあほらし」と思いつつ、すごく盛り上がって(本番前をあっ
ためるってこんな感じなんだ〜)、その後の鑑賞もすごく集中する。
今回の「プライドと偏見」でも、劇中のどうでもいい(けどヒロイ
ンの気持ちを煽る)シーンを前説に取り上げ、上映中にそのシーン
が流れた時には、会場全体に笑いと同情の空気が流れて、いや〜楽
しかった。
もちろん拳を挙げてのコール&レスポンスはありで、
(ビ)「プライドと」
(観)「偏見!」
と3回やった後に、
(ビ)(観)「UIP」「UIP」「UIP」
(頭で”A”を作って)「フロム・エー!」
とやったりしてねw。(結構皆ノリノリ)
試写会前の、なんで呼ばれたのか繋がりの見えないゲストのトーク
ショーは最悪ですが、ビッキーズは歓迎の私です。
で、「プライドと偏見」。
女性の権利が制限されてただろう当時のイギリスで、書くことで自
分を解放していたジェーン・オースティン、ブロンテ姉妹らの小説
はすごく好き(あまり読んでないけど)。
親の遺産を引き継ぐ権利のない娘さんたちの最大の問題が、いかに
資産家に嫁ぐかだった時代に、「プライドと偏見」のヒロインエリ
ザベスは、胸ぺっちゃんも堂々と、皮肉屋だけど知的な会話のでき
る女性です。
そんな彼女だからこそ気になる存在ができても素直になれないもど
かしさが描かれていて、じりじりもんもんとさせる展開は、まさに
恋愛映画の王道ともいえるでしょう。
テレビ版に比べると説明不足でダイジェスト版のようになってしまっ
たところもあるけれど、美しいお屋敷やお庭の風景も素敵で、充分
に満足でした。(2005/12/20@リサイタルホール)
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