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【映画祭】クロッシング・ザ・ブリッジ—サウンド・オブ・イスタンブール— [観る(映画2006)]

 
「愛より強く」「太陽に恋して」(いずれも未見)のファティ・ア
キン監督の新作。
イスタンブールの音楽に惹かれたアインシュテュルツェンデ・ノイ
バウテンのアレキサンダー・ハッケが、その魅力を探る旅に出る。
ヨーロッパとアジアが交差する独特の文化を持つトルコで、音楽に
於いても、ロックがあり、ラップがあり、民族楽器を使った大衆音
楽があり、ジプシーな音楽もあり。多様な音楽がどこにも属さない
独特の世界を作っていることが紹介されてゆきます。
そこで演奏される音楽の数々はとても興味深いものですが、東洋と
西洋が混じって生まれたトルコ文化という視線は、テレビの紀行モ
ノにもありそうな、私には映画的な面白さに欠けた内容でありまし
た。
  

ノイバウンテンのアレキサンダー・ハッケ。笑顔でサイン。
その音楽性からは想像できないフレンドリーさ!
 
 
    (大阪ヨーロッパ映画祭 2006/11/23@海遊館ホール)
 
 


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【劇場】二番目のキス [観る(映画2006)]

 
ニック・ホーンビィの「僕のプレミア・ライフ」を原作に、舞台を
アメリカボストンに、サッカーを野球に替えて。
ドリュー・バリモアの役は熱中するものがある男子にちと都合のい
い女子に描かれているものの、ラストシーンなぞかわいさ爆発で、
好感の持てるラブコメディに仕上がっています。
西武松坂がボストンレッドソックスと入団交渉中というタイミング
での鑑賞、松坂より先にボストンの街並み、レッドソックスのファ
ンや本拠地フェンウェイ・パークの雰囲気を感じることが出来まし
た。(2006/11/21@京都みなみ会館)
 
 


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【劇場】ブラック・ダリア 2回目 [観る(映画2006)]

 
チケットをいただいたので2度目の鑑賞。
監督はデ・パルマだ、原作はエルロイだ、その上ジョシュ・ハート
ネットの人生を投げたような疲れた風情が意外にも色っぽいときて、
初めて観た時には面白い!と感激したのですが。
ようく考えると、殺人現場の狂気さほどに登場人物に狂気は感じら
れず(マデリンの母親は恐ろしくキテたけど)、ただの独善的な人
たちのハリウッド人間模様に収まっていたような気もしました。
とはいえデ・パルマな感じは充分です。また観る機会があっても私
は辛くないです。(2006/11/12@TOHOシネマズ高槻)
 
 


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【試写】ライアンを探せ! [観る(映画2006)]

 
NYの動物園からアフリカに運ばれてしまった子ライオンを探しに
父ライオンと動物園の仲間たちが冒険を繰り広げるという、「ファ
インディング・ニモ」×「マダガスカル」といった感じを思わせる
作品。
触ってみたくなるようなライオンの毛並みに、毎度ながらアニメー
ションの技術の進歩に感心。(2006/11/23@メルパルクホール)
 
 


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【試写】007 カジノ・ロワイヤル [観る(映画2006)]

 
シリーズ21作目。
ボンドが”殺しのライセンス”である”00”の称号を持つまでの
経緯と最初の任務が描かれており、怖いもの知らずだけど経験もな
い若く粗っぽさの残るボンドという意味では新ボンドにダニエル・
クレイグもはまっていると言えるかもしれません。
個人的に007シリーズの楽しみは、オープニングタイトルとテー
マソング(今回はクリス・コーネル)、あまり見ることなないいか
にも英国的なかっちりしたスーツ姿なんですが、今回のスーツ姿は
英国仕立てとは違う感じ?(2006/11/23@御堂会館)
 
 


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【試写】敬愛なるベートーヴェン [観る(映画2006)]

 
天才音楽家ベートーヴェンと、彼の女性コピスト(写譜師)アンナ
の師弟関係を越えた魂の交流を描く。
病床のベートーヴェンのもとに向かうアンナに荒涼とした大地、森
の樹々、光のきらめきがかぶり音楽が響くオープニングは詩的な表
情を持ち期待させるのですが、肝心の「第九」完成、初演までに大
きな障害もなく物語は平坦すぎて拍子ぬけ。
これではいかんと例えば稀にみる変人が自分の上司になったらどう
するかなどとアンナの立場を自分に変えつつ観ていたら、そのまま
うたた寝、気がついたらエンドロールが流れていました。とほほ。
日本人なら「第九」演奏シーンをクライマックスに持ってきますが
(ってそれじゃあ「バルトの楽園」だよ)、「第九」演奏シーン後
にそれを越える大きな展開はあったのでしょうか。
偏屈で思いやりに欠けたベートーヴェンを紹介するいくつかのエピ
ソードの中で、アンナの彼氏がコンペに出品するために設計した橋
の模型を、「こんなの芸術ではない、魂が感じられない」と破壊し
てしまうシーンには、「いいぞ〜やれやれ〜」と盛り上がってしまっ
た。だって、自慢げにアンナの彼氏が見せた模型は重たい暗いデザ
インで私もがっかりしたんだもの。(2006/11/21@御堂会館)
 
 


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【映画祭】若者のすべて [観る(映画2006)]

  
『山猫』や『太陽がいっぱい』を観るたびに、”育ちの悪い野心に
燃えた美しい男”という役柄でアラン・ドロンにまさる人はいない
んじゃないかと、今のハリウッド・スターを頭にめぐらせるのだけ
ど(『キング 罪の王』のガエル君はどうだ?期待しているぞ)、
『若者のすべて』でのアラン・ドロンは故郷や家族を想う繊細でナ
イーブな(もちろん美しい)青年を演じていて、たまらなく良かっ
たのだ。
ボクシングの試合で対戦相手ではなく恋人を辱めた兄を頭に浮かべ
て闘ったことを悔いて涙を流すシーンなど、、、アホだと思うけど、
私は胸が絞めつけられて悶えた。
上映後のティーチインで、私と同じようなことを思った人もいたの
か、「当時のアラン・ドロンの人気について」質問が出たけれど、
「当時はフランス映画にチョイ役で出てただけで、ブレイクしたの
は『山猫』でのタンクレディ役」だったそうだ。
  
で、ヴィスコンティ1960年の作品『若者のすべて』です。
貧困から抜け出すために一族で南部の小さな村からミラノに出てき
たパロンディ家の5人兄弟の辿る悲劇を、3時間というスケールで
描いた作品ですが、退屈することはありません。
作品は兄弟の名前が付いた5つのパートに分かれ、金と女に身を滅
ぼしてゆく次男シモーネと、シモーネを憎みながらも彼を護ろうと
する三男ロッコの関係が中心となるものの、それぞれのパートの中
で兄弟の姿が描かれ、彼らが支え合って精一杯生きていることが伝
わってくるのですが、にも関わらず彼らには転落の道しか示されて
いません。やりきれなさがつのるばかりでした。
ティーチインで、少しだけ希望が感じられるラストシーンから、作
品では描かれなかった彼らのその後はどうなったか、末男ルーカだ
けでも故郷に帰ることができたと思うか(質問者の郷愁だ)の質問
が出たけれど、ゲストのアドリアーナ・アスティさん(この作品で
デビューし、後にベルトリッチの『革命前夜』で主演)は、「生活
が困難な南部に彼らが帰ることはない」ときっぱりおっしゃってい
て、この家族の物語に内包されたイタリアの南北の経済格差の問題
をより深く考えさせられたのです。
 
 

サイン会でのアドリアーナ・アスティさんとお隣は彼女の夫で『若
者のすべて』で助監督をしていた方(お名前失念)。
ティーチインでは、見た目普通のおじさん達から質問の手が挙がる
挙がる。彼らが若い頃、ヴィスコンティを観るってことは、特別な
ことではなく普通に映画を観ることだったのですね。
 
 
 (大阪ヨーロッパ映画祭 2006/11/11@大阪国際交流センター)
 
 


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【劇場】年をとった鰐&山村浩二セレクト・アニメーション [観る(映画2006)]

 
 
 『ビーズゲーム』
 『スワンプ』
 『フランクフィルム』
 『リボルバー』
 『色彩幻想』
 『アリの冒険』
 『おとぎ話』
 
「頭山」の山村監督が選んだ世界の短編アニメーション7本。
色砂で曼荼羅を描くような根気と精神が伝わってくる(でも、堅苦
しくない楽しさや美しさ)ビーズの世界(すごく好き!)あり、膨
大な量の写真を用いて自身の半生を紹介したものあり、ロシアっぽ
いほのぼのした虫の世界あり、オスカー・ピーターソンの音楽を映
像化したともいえる作品あり。
ジャンル、手法の違う作品が揃えてあってワクワクと観る。
 
『年をとった鰐』
山村監督の新作。原作未読。
甲斐甲斐しく世話をしたあげくすっぱり消えてひと筋の涙を流され
るタコの生涯に哀れさよりも憧れを感じたり。
  
                (2006/11/17@京都みなみ会館)
  
 


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【劇場】DEATH NOTE デスノート the Last name [観る(映画2006)]

 
前編に続き、後編ともヒットしているようですが、私には娯楽作と
してさらっと楽しめない、モヤモヤとした心地が残ります。なんで?
月(ライト)とLの頭脳戦は前編から継続され、新たなデス・ノー
トの出現により、人間(&死神)関係やノートの行方が複雑に交錯
します。
それは(月が何度か呟くけれど)「勝った」のが誰なのか、ラスト
まで読めない展開にはさせていますが、原作を知らない私には
ストーリーを混乱させることにもなりました。
前編から行動、考え方に変化が見られない月(ラストは舞台のよう
な大芝居ですが)に対し、天才だけど偏った人間性を持っているL
が、後編では行動的になったり、人を思いやる気持ちを見せたり、
いろんな面を見せたのが印象的。(2006/11/15@梅田ピカデリー)
 
 


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【試写】ソウ3 SAW III [観る(映画2006)]

 
テーマに沿ったゲームのプレイヤー選びから、凝りに凝った殺人仕
掛けまで、死にかけてるは思えない殺人鬼ジグソウのマメなこと、
それに付き合いシリーズ3作目まで観ちゃう私らのモノズキなこと。
思いつく限りのイタタタ映像、グログロ映像の羅列。皮膚に感じる。
            (2006/11/14@TOHOシネマズ高槻)
 
  


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