夢の美術館 大阪コレクションズ [観る(展覧会)]
夢の美術館 大阪コレクションズ
チラシのデザインが「アメリ」風。
東京の森美術館、国立新美術館、サントリー美術館の六本木アート
トライアングルに対抗した訳ではないでしょうが、大阪市立近代美
術館建設準備室、国立国際美術館、サントリーミュージアム[天保山]
の、大阪の3つの美術館の所蔵品を一緒に見せる企画展。
モディリアニやマグリット、ダリにステラと、なかなか開館されな
い(というか、、、私は一生開館しないんじゃあないかと思う)大
阪市立近代美術館(仮称)のコレクションをまとめて観ることが出
来るのは貴重だと思う(だからかとても混んでいた)けど、最近購
入した作品っぽいのはなく、常設展で以前観たことのある作品が並
んでる感じ。豪華だけど、新鮮味はなかった。
(2007/02/ @国立国際美術館)
10万ヒット! [雑記]
なかなか更新させてないのですが、気づけば10万ヒットをいただい
ていました。
更新なくても見に来ていただいている方には申し訳なく。
このままではいかんと、ぼちぼち始めたいと思います。
今発売のSPURLUXEはALEX KATZの特集も。
SPURLUXE (シュプールリュクス) 2007年 04月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 集英社
パリで食べる [旅する]
朝から夜までの強引な美術館巡りでゆっくりできず、パリ滞在中は
荒んだ食生活でした。いつもの映画祭と同じじゃないの!
初めてFINNAIRに乗りました。
サンタクロースのオフィシャル・エアラインなんだそうです。
KIX - HEL 機内一食目。お肉の炒めたの。味濃すぎ。
KIX - HEL 機内二食目。カレーと糊のようなマッシュポテト。
HEL - CDG 機内三食目。ペンネのハム&トマトソース。さすがにしんどい。
朝食、普通のクロワッサン。
ビストロでランチ。
オリーブとツナのケーキ、ステーキ&フリット、チョコタルト。
ベトナム飯屋でテイクアウト。ベト麺と生春巻き。
朝食、シリアルにしたり。
ルーブル美術館の地下でクスクスのランチ、ブラッドソーセージ付き。
鍋いっぱいのムール貝。
中華デリでチャーハン&エビチリランチ。
カフェもあまり利用せず。これはプティ・パレのカフェ。
こじゃれたデザインだけど年寄りが多いからかカップが滑らないようになってる。
シュラスコをテイクアウト。私にはお肉は日本が一番いいです。
CDG - HEL 機内一食目。お肉とグリンピースと何かわかんない穀物。う〜ん。。。
HEL - KIX 機内二食目。北欧名物?のミートボール。
微塵にしたキュウリとキャベツを酢とハーブで和えたサラダは
好きっぽいけど、機内で食べると胃液逆流、気分が悪い。
HEL - KIX 機内三食目。
ポテト(また糊っぽい)のグラタンとミニパンーキ?のようなもの。
* おみやげ *
ルブタンかウェストンを買うぞ〜!と行く前は鼻息荒かったのだけ
れど、円安で手が出せず。
そうなると戦意喪失。色、種類ともいろいろ揃っていたシャプリエ
を前にしても、日本で買えるからいいや〜と。
ARABIA / Apila コーヒーカップ&ソーサー
ヘルシンキのヴァンター空港で。ツヤツヤの白に薄緑のシロツ
メクサが春らしくて良いな〜とポーっとなり帰りに購入
1971年にだけ製造されていたシリーズで2006年に復刻されたも
の、ビルガー・カイピアイネンのデザイン、と帰ってから知った
iittala アアルトのクッキー型
ヘルシンキのヴァンター空港で
奇跡のメダイユ教会のメダイユ、パーツ繋げてアクセサリーにする
ユーロチョコ、勤め先で配る用
FINNAIRのナプキンにちびクリップ
2006年日本インターネット映画大賞/外国映画部門 [観る(映画)]
日本インターネット映画大賞に乗っかるかたちで私の2006年ベスト
作品(外国映画編)10本(次点をいれて20本)を。
挙げた作品については、手の空いた時にでも作品の感想のところに
リンクさせるつもり、と書きつつ、昨年もリンクさせていません。
『外国映画部門』
2005年はこちら。
[作品賞投票ルール]
・選出作品は5本以上10本まで
・持ち点合計は30点
・1作品に投票できる最大は10点まで
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【作品賞】(5本以上10本まで)
「君とボクの虹色の世界」 4点
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 4点
「プルートで朝食を」 4点
「リトル・ミス・サンシャイン」 4点
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」4点
「世界」 2点
「キングス&クイーン」 2点
「ミュンヘン」 2点
「美しき運命の傷痕」 2点
「イカとクジラ」 2点
【コメント】
順不同で次点10本。
「クラッシュ」「ブロークン・フラワーズ」
「Vフォーヴェンデッタ」「ローズ・イン・タイドランド」
「夜よ、こんにちは」「グエムルー漢江の怪物ー」
「トランスアメリカ」「グッドナイト&グッドラック」
「ダウン・イン・ザ・バレー」「太陽」
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【監督賞】 作品名
[ デヴィッド・クローネンバーグ ] (「ヒストリー・オブ・バイオレンス」)
【コメント】
相変わらず変でキモくておちゃめでもあり。
最高だわ!クローネンバーグ!
トミー・リー・ジョーンズ(「メルキアデス・エストラーダの
3度の埋葬」)も印象に残っています。
【主演男優賞】
[ キリアン・マーフィー ] (「プルートで朝食を」)
【コメント】
「麦の穂をゆらす風」も観てから入れたかったです。
【主演女優賞】
[ フェリシティ・ハフマン ] (「トランスアメリカ」)
【コメント】
難しい役の中に心の機微がよく表れていました。
【助演男優賞】
[ バリー・ペッパー ]
(「父親たちの星条旗」「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」 )
【コメント】
特に「父親たちの星条旗」のバリー・ペッパーに胸が痛みまし
た。
ダニエル・クレイグ、キアラン・ハインズ、マチュー・カソヴィッ
ツ、ハンス・ジシュラー、マチュー・アマルリックら、「ミュ
ンヘン」の人たちも揃って印象に残っています。
【助演女優賞】
[ メリル・ストリープ ] (「プラダを着た悪魔」)
【コメント】
お召し物は似合ってるとは思えなかったけど、セリフひとつひ
とつがぴしーっと決まって格好良かった。
【新人賞】
[ ミランダ・ジュラィ ] (「君とボクの虹色の世界」)
【コメント】
「僕の大事なコレクション」のリーヴ・シュライバー、「リト
ル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトン&ヴァレリー・
ファリスにも拍手!
忘れないようにメモメモ。
・小さな記事にしかならなかったけど、クリス・ペンの死はとても
悲しい。今だにNYを舞台にしたドラマなんかを観ると、ギャン
グでも警官でもどちらの役ででも出てきそうな気がする。
・鑑賞メモの「ニュー・ワールド」に、はて?どんな映画だっけか?
と思っちまったが。記憶のどこかに残しておきたいテレンス・マ
リック映像世界。
・出来の善し悪しは関係なく音楽ドキュメンタリーに盛り上がる。
「ビースティ・ボーイズ 撮られっぱなし天国」
「ボブ・ディラン ノーディレクション・ホーム」
「レッツ・ロック・アゲイン」
「トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男」
「メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー」
「悪魔とダニエル・ジョンストン」
「クロッシング・ザ・ブリッジ」
「ニューヨーク・ドール」(これは2007年年明けに観た)
・「M:I:III」のトム・クルーズのきっちり90度垂直に降り、一直線
に走る姿は、なんかとても笑えた。
・観れてない作品。
「ハッスル&フロウ」「ダック・シーズン」「太陽に恋して」
「明日へのチケット」「白バラの祈り」「麦の穂をゆらす風」
「トリノ、24時からの恋人たち」
など。
他にもありそうだけどとりあえずこんなところで。
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パリで観る [観る(展覧会)]
パリでは特に目的もなかったのでゆっくり街歩きのつもりが、パリ・
ミュージアム・パス(2日券30ユーロ、3日券45ユーロ)を購入し
てしまったが為に、一転軍隊の長距離行進のような歩け歩けの旅と
なってしまいました。
パリ、美術館(箱モノ)大過ぎ!
もともとルーブルにあったものを、新しく美術館作っては時代別に
移し新たに観光客から入場料を取るって感じだ!体力もお金もかか
るしやめてくれ〜!
(*ミュージアム・パスで観ました)
◆ピカソ美術館(*)
すごい!いろんな時代のいろんな作品がごろごろ。
日本に来る「ピカソ」展と名付けられた展覧会はなんだったんだ
と思うほど充実している。
一番最初に観て元気だったからかもしれないけど一番良かった。
◆コニャック・ジェ美術館(無料)
18世紀のヨーロッパ美術。
絵画より家具調度品、工芸品が楽しい。
◆中世美術館(*)
好きな人にはたまらない中世芸術の数々。
「貴婦人と一角獣」の6つのタピストリーとその意味には感動。
一角獣関連のミュージアム・グッズ充実。
◆オルセー美術館(*)
今、日本に「オルセー美術館展(第3部)」が来てるそうで、展示
品もいいもん残ってないかと思いきや。。。まだまだいいもんいっ
ぱい持ってます。収蔵数が多くてとても疲れた。
けど、「落穂拾い」「青い踊り子たち」「草上の昼食」「ムーラ
ン・ド・ギャレット」「タヒチの女たち」など、ポイントとなる
作品は一応観る。
駅の名残り、大時計の裏
◆ルーブル美術館(*)
人も多く混んでたし、あまり興味のない古い時代の作品展示なの
で、さらっと通るだけ。「ミロのビーナス」も「モナ・リザ」も
観ず。でも、通るだけでもいいもんごろごろ。
◆装飾美術館(*)
◆モードと織物美術館(*)
◆広告博物館(*)
生活に密着したものをみせてくれるという意味で、楽しみにして
いた美術館。
装飾美術館、8年の改装工事を経て昨年秋オープンしたところだ
そうだけど、展示物、展示方法とも大英博物館の方が良いかも。。。
バレンシアガのエキシビション。素敵〜。
ミュージアム・グッズ、楽しいきれいなもの充実。
◆アラブ世界研究所(*)
建物が素晴らしい!
内装も一貫してて素敵だけど、展示物は一応ある、という程度。
大英博物館とかの方がよほど充実してる。
ミュージアム・ショップはアラブ関係の書籍、CD、DVD充実。
ジャン・ヌーヴェル設計。光を感知して開閉するファザードの美しいこと!
屋上のレストランもピンクのカーテンがメタリックな建物に映えてきれい
◆オランジュリー美術館(*)
印象派好きにはたまらないかもしれない。
が、興味のないものには、わざわざ来ることなかったかと。。。
昨年改装し、モネの「睡蓮」シリーズ8枚を大広間でまとめて観
れるのが見所。
◆映画博物館(*)
映画好きだし楽しみにしてたけど、、、しょぼい。ロンドンのMOMI
の方が断然いいと思う。
貴重フィルムの上映というフィルム・センターの機能は抜群に充
実してる。私が行った時は相米監督「台風クラブ」を上映してた。
ミュージアム・ショップは映像関係の本充実。
フランク・ゲーリー設計。前がベルシー公園、散歩にgood!
◆ポンピドー芸術文化センター(*)
タンタンのエキシビション!
大学の多いカルチェ・ラタンの裏通りはオタロードと言ってもい
いくらいMANGA、ANIME店が多かったけど、日本のMANGA、
ANIMEとフランス代表という感じでタンタンのキャラクターのフィ
ギュアが店先に並んでた。
ベルギー生まれだけど、しっかりフランスに馴染んでるのだ。
階上の国立近代美術館は楽しみにしていた常設展が閉まってて、
かなり荒っぽい(素人が観たら学生の作品みたいな)ものばかり
で、がく〜でした。
後で知ったのだけど、今年オープンする六本木の国立新美術館で
「ポンピドー・センター所蔵作品展」ってするらしいじゃないで
すか!そっちの為で閉館中だったのか?
◆パンテオン(*)
フランスの子どもたちは学校で習うのかもしれないけれど、私ら
は知らない偉人の墓だらけ。
建物はきれい
◆ロダン美術館(*)
ピカソ美術館と同様、作品多数。「接吻」「考える人」とか。
ミュージアム・ショップはシックなデザインのグッズが充実。
いろいろ買いたかった。
今年神戸で、ここから借りた作品で「ロダン展」が開催されるそ
うです。
庭にもロダンの彫刻。
春はもっときれいだろうな〜と思えるシンメトリーなお庭
◆ケ・ブランリー美術館
ルーブルからアジア、オセアニア、アメリカ、アフリカ芸術を移
したパリで一番新しい美術館。
ミュージアムショップの感じではアフリカからの作品が多そうで、
もしかして万博の民族博物館っぽい?と、観るのはやめる。
これもジャン・ヌーヴェル設計。後ろはエッフェル塔。
近くで見るとイマイチな感じですが、セーヌ川沿いに見ると植物と馴染んでる?
◆市立近代美術館(無料)
さすが無料だけに近代美術館といいつつ新しいめの作品はなし。
なんか、天王寺の大阪市立美術館って感じか?展示作品が少し古
い感じ。
ミュージアム・ショップの画集は新しいものまで揃ってる。
◆ガリエラ(モード・衣装)美術館
楽しみにしてたのだけど、企画展の時しかオープンしてないそう
で開いてなかった。がく〜。
◆プティ・パレ(無料)
作品の種類が多岐にわたってたのと疲れでいまいち覚えてない。
ちなみにグラン・パレも観るつもりだったけど、エジプト関係の
企画展で長蛇の列にこっちは諦め。
(2007/01/4〜1/5@パリ市内)
2006年日本インターネット映画大賞/日本映画部門 [観る(映画)]
2006年は日本映画が好調だったそうだけど、私にはそんな印象はな
くって、どんな作品があったけな?といまいち記憶にない。
鑑賞メモを見直したら、260本近く観たうち59本も日本映画を観て
るではないですか!全鑑賞本数の4分の1ですよ!日本映画観てる
の!!!
ということで、日本インターネット映画大賞に乗っかるかたちで私
の2006年ベスト作品を選出。
『日本映画部門』
2005年はこちら。
[作品賞投票ルール]
・選出作品は5本以上10本まで
・持ち点合計は30点
・1作品に投票できる最大は10点まで
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【作品賞】(5本以上10本まで)
「ゆれる」 8点
「かもめ食堂」 6点
「花よりもなほ」 4点
「ヨコハマメリー」 4点
「武士の一分」 4点
「寝ずの番」 4点
【コメント】
ストーリーや映像の斬新さよりも、生活スタイルや気質やら、
何とはうまく言えませんが、日本人の持っている美しい?誇
れる?部分をユーモアを交えつつもきっちり見せてくれた作
品に心惹かれました。
「ゆれる」については次項で。
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【監督賞】 作品名
[ 西川美和 ] (「ゆれる」)
【コメント】
橋の上での事件や裁判の行方はきっかけでしかなく、それによっ
て生まれる登場人物らの揺れる心情を終始伝え、それはなかな
かスリリングで見応えがありました。
前作「蛇イチゴ」も私には好印象。次も期待したい。
【主演男優賞】
[ 浅野忠信 ] (「東京ゾンビ」)
【コメント】
いや、該当なしでも良かったんですが。
気負いのない浅野くんにこちらもゆるゆるとつき合えたかなと。
【主演女優賞】
[ 松雪泰子 ] (「フラガール」)
【コメント】
松雪さんのダンスシーンが美しくて。
【助演男優賞】
[ 笹野高史 ] (「寝ずの番」「武士の一分」)
【コメント】
どちらの作品でもこの人の存在感抜群でした!
思い出すだけで口元がゆるんでしまう。
【助演女優賞】
[ 該当なし ] (「 」)
【コメント】
真剣に思い出せばあるような気もしますが。
【新人賞】
[ 該当なし ] (「 」)
【コメント】
真剣に思い出せばあるような気もしますが。
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「ビフォア・サンセット」を歩く [旅する]
年明けからパリに行ってました。学生の時以来のパリです。
パリに行ったらやってみようと思っていたこと、やってきました。
好きな人なら、やりたいと思いますよね?
映画「ビフォア・サンセット」のジェシーとセリーヌの歩く道。
SHAKESPEARE & CO.
サン・ミッシェルの本屋。えらく混んでた。
Le PURE Cafe
バスティーユ広場からちょっと歩いたところ、救世軍の女性館の裏手にある。
Viaduc des Arts階上に作られた遊歩道
もう少しらしいカットを考えて撮ればよかった。。。
この後、バトー・ムーシュに乗ってポン・デザールからアンリ4世橋まで。
ふたりがバトー・ムーシュから見上げるのは、ノートルダム大聖堂。
映画どおりにまわるには時間的にも距離的にもちょっと無理(無駄)
があるけれど、あらためて映画の世界に浸れて少しじーんとなる。
【劇場】マーダーボール [観る(映画2006)]
別名“マーダーボール”と呼ばれる車椅子ラグビーで世界の頂点を
目指す男たちの姿を追ったドキュメンタリー。
4年に1度のパラリンピック(のテレビの報道)でしか障害者スポー
ツについて目を向けないものとして偉そうなことは言えませんが、
「マーダーボール」に出てくる人たちもパラリンピックを目指す人
たちも同じ苦悩を抱え、同じスタンスで目標に向かっていると思う
ので、特別「マーダーボール」に感動するとかいうことはありませ
んでした。
それよりウディ・ハレルソンを強面にしたような車椅子ラグビーの
伝説の人ジョー・ソアーズが、自身のアメリカンドリームを語り、
息子にも同様の期待をかけるけど息子は虐められっ子でスポーツ音
痴、音楽にセンスがあると見るやそこに期待をかける姿に、アメリ
カの競争者会を見るようで、モヤモヤした気分に。
もし彼の息子が彼の期待を裏切ることになったら、息子は一生ソアー
ズに負け犬と罵倒されてゆくのでは、、、とね、嫌な終わり方でし
た。(2006/12/17@京都シネマ)
【試写】ディパーテッド [観る(映画2006)]
元ネタの出来の良さ故、リメイクである今作と元ネタ「インファナ
ル・アフェア」を比べてしまうのはしょうがないというもの。
「インファナル・アフェア」がスコセッシによってリメイクされる
と聞いて、勝手にキャスティングを考えたりした人多いのではない
でしょうか?実際に出来上がった作品を観てどうでしたか?満足?
不満?
オリジナルでは2人の男が辿る運命と葛藤や苦悩が双方の視点から
描かれ観る側にそれが伝わってきましたが、今作では2人の男はギャ
ングのボス(ジャック・ニコルソン=やりすぎ、出過ぎ)に翻弄さ
れ、犯罪組織に潜入した警官(レオナルド・ディカプリオ)ばかり
が目立つバランスの悪さに不満が残りました。
とはいえ、作品の性質上、携帯電話の多用(それにポケットの中で
メール打てるか?女子高生なら打てるか?)はいちいち気になりま
したが、2時間半という尺の長さも間延びすることなく観客を引き
付ける見応え、さすがマーティン・スコセッシです。
「スコセッシ×ディカプリオによるアカデミー賞狙い」な作品はも
う充分。気持ち一新で違った作品に向かってほしいです。
司会はヴィッキーズ。相変わらず会場の温めぶりに感心。
(2006/12/26@リサイタルホール)
【試写】不都合な真実 [観る(映画2006)]
今のどうしようもないアメリカ、ブッシュ政権を見ていると、あの
時ゴアが選ばれていたら、少なくとも京都議定書だけは守られてい
たよな〜と、思うことしばしば。
「不都合な真実」は、一瞬大統領になった(と笑いもとる)元アメ
リカ副大統領アル・ゴアが地球温暖化についてレクチャーに世界を
行脚するドキュメンタリーです。
講演内容の地球温暖化については以前から世界で問題となっていた
ことで何を今さらなのですが、深刻なテーマを、グラフ、今昔の比
較画像、アニメーションなどにユーモラスな話術を交えてのプレゼ
ンテ−ションは、とても明快で人を引きつけます。誰でも理解でき
るし、今まで知らなかった人は何か感じることが出来るのではと思
います。
映画というより講義ビデオを観てるような気にもなりましたが、こ
れによってより多くの人が地球温暖化について意識するようになれ
ばゴアとしては本望でしょう、これでオッケーなのだと思います。
上映前に筑紫哲也の挨拶(と上映後にシンポジウム)。
大統領選挙で得票数ではゴアが勝ったけど、フロリダ州知事のブッ
シュの妨害で人数ではブッシュに負けたとかの選挙の話。
(2006/12/23@シルクホール)